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かこがわ食堂、早朝の賑わい
午前8時半、すでに蒸し暑くアスファルトの照り返しがきつい朝。
かこがわ食堂の前に人影がちらほらと見え始めた。
いつもなら開店と同時に数人のお客様がゆっくりと入ってくるはずが、今日は様子が違う。
午前9時の開店を告げる準備中の札が下がる中、すでに数組のお客様が入り口の前で待機しているのだ。
店主のてっちゃんとスタッフのけんちゃんは厨房の奥からその様子をうかがい、少しばかり驚きを隠せない。
つい先日、ネットニュースでコメダ珈琲店の値上げを知ったばかりだ。
まさか、その影響がこんなにも早く、そして直接的に、ここ
かこがわ食堂に現れるとは。
「もしかしたら、コメダさんからもう少し安いところを探してきてくれてるお客様かもな…」
店主のてっちゃんの予想は当たっていた。
開店と同時にどっとお客様が流れ込み、あっという間にカウンター席もテーブル席も埋まっていく。
注文はマイルドブレンドコーヒーにサービスでつくトースト0円といった最安値の商品に集中している。
「すみません、少々お待ちください!」
けんちゃんはフル回転で対応しているが、突然の集中にどうしてもお客様を待たせてしまう場面が出てくる。
入り口で混雑を見て、そのまま帰ってしまうお客様もいた。
店主のてっちゃんは時計をちらりと見つめ、急ぎのお客様の気持ちを察する。
「この物価高じゃあ、少しでもお得に済ませたいよな…」
物価が3.5%上昇し、給料は2.5%しか上がっていないというニュースが頭をよぎる。
中小零細企業では、その開きはさらに大きいかもしれない。
お客様が感じる「不便益」をいかに減らし、気持ちよく利用してもらうか。
それは
かこがわ食堂にとって、常に追求すべき課題だった。
厨房では、ベテランスタッフの丸福さんが手際よく卵を溶き、味噌汁をよそっている。
「オーナー!今日の卵、いつもより多めに入れときましたよ!」
丸福さんの明るい声に、店主のてっちゃんの表情も少し和らぐ。
店主のてっちゃんは、ホールでテキパキと動くスタッフのけんちゃんにも目を向けた。
けんちゃんはお客様一人ひとりに笑顔で応対し、オーダーの確認も丁寧に行っている。
「お客様に『お得感』と『便利の良さ』をご提供できるように…」
店主のてっちゃんは心の中で呟き、スタッフとの日々のミーティングで出し合ったアイデアを思い返す。
「待ち時間対策で、簡単なセルフサービスを導入してみるか?」
「いや、それだと『便利』とは言えないかも。お客様の負担が増えるし…」
「じゃあ、朝食メニューをもっと細分化して、選べる幅を広げてみるのはどうだ?」
「それもいいけど、オペレーションが複雑になるのは避けたいな…」
試行錯誤の毎日だ。
それでも、お客様の「ありがとう」の一言や、帰り際の満足そうな表情を見るたびに、
てっちゃんは、かこがわ食堂の存在意義を強く感じるのだ。
朝のピークが少し落ち着き始めた頃、てっちゃんはカウンター越しに一人のお客様が嬉しそうにモーニングメニューを平らげているのを見た。
そのお客様は、店を出る際に小さく会釈をしてくれた。
「よし、今日も一日、頑張ろう!」
てっちゃんは厨房に戻り、次の仕込みに取り掛かる。
お客様の不便を減らし、心温まる食事と空間を提供するために。かこがわ食堂の挑戦は、今日も続く。
刻を愉しみ 想いを刻む
加古川人の応接間
かこカフェ かこバル
かこがわ食堂
JR加古川駅南に車で5分
駐車場40台 客席71席
兵庫県加古川市加古川町粟津90-2
tel 0794262622
9:00~21:00
●アクセス方法
加古川バイパス加古川インターを南へ。大川町交差点を左折。加古川駅前東交差点を右折南下。粟津交差点を越え200メートルで左側にかこがわ食堂はあります。
明姫幹線からのお越しならば、鶴林寺西交差点を北へ。
北在家交差点を越え交番を通り過ぎてすぐです。
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ミッション
かこがわ食堂は
便利で気持ち良い飲食店です