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かこがわ食堂、今日も笑劇!
月に一度の、てっちゃんの特養訪問は、なんだかほっこりする時間。
お母さんの満面の笑顔を見るたび、
「この明るさはどこからくるんやろ?」
と不思議に思う。
昨日は、スマホの画面を二人で覗き込んで、へんてこなアニマル顔に変身させて大笑い。
認知症で会話はキャッチボールにならないけれど、笑い声はしっかり通じ合う。
ただ、楽しい時間はあっという間。
「マスクしてくださいね!」
の職員さんの声にハッと我に返り、「また来るな!」と手を振るお母さんに、ちょっと寂しさを覚えつつ食堂へ戻るてっちゃんなのでした。
帰り道は、店主の顔とライバル偵察隊長の顔を持つ
てっちゃんの時間。
個人経営の店はどこも静かで、シャッターが降りている店もちらほら。
反対に、大手チェーン店は活気があって、家族連れや若いグループで賑わっている。
「やっぱり厳しいなぁ…」
と呟きつつも、自分のかこがわ食堂はまだ踏ん張れている、そう信じたい。
そして今朝。開店準備にてっちゃんとけんちゃんがバタバタしていると、久しぶりの常連さん、Sさんの姿が。
「あら、Sさん!お久しぶりですね、体調でも悪かったんですか?」
とけんちゃんが声をかけると、Sさんはなんだか歯切れが悪い。
「いやぁ…ちょっと、その…経済的に…」と うなだれ声。
てっちゃんとけんちゃんは顔を見合わせた。
「やっぱり物価高で年金だけじゃ厳しいんやろか…」と心配になる。
しかし、Sさんの口から飛び出したのは、まさかの
「パチンコでスッカラカンになってしもてなぁ…」。
二人の心配は、斜め上の方向へ急カーブ!
気を取り直して、けんちゃんが
「今日は何にされますか?」
と尋ねると、Sさんは真剣な顔でこう言った。
「あのなぁ、けんちゃん…カネ、もらおうか!?」
けんちゃんの心臓は一瞬、文字通り「ドキッ!」と跳ね上がった。
「えっ!?」
「いやいや!だから、カレーもらおうかな!!」
Sさんの言葉に、
けんちゃんは盛大にズッコケそうになる。
「あ〜、カレーライスね!かしこまりました!」
と、心の中で安堵のため息をつくけんちゃん。
今日もかこがわ食堂は、そんなドタバタと笑顔が入り混じる、賑やかな一日が始まるのでした。
かこがわ食堂•かこカフェ•かこバル
加古川市加古川町粟津90-2
営業時間9:00~21:00
休みは元旦のみ
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2024年4月1日、晴れ。 気温は20度 かこがわ珈琲店は入社式の後に訪れた団体客で賑わいました。 一つのグループは車屋さん、 もう一つはお肉屋さんの お客様でした。 両グループともに牛ヘレかつめしを注文され、準備していたご飯がすぐになくなり、急いで追加の炊飯をしました。 新鮮な空気を感じさせる新入社員たちと、それぞれの有名な社長様が食事をしながらコミュニケーションを取る様子は、見ていて心が温まります。 店主のてっちゃんは、 どちらの社長様も12歳ほど年下ですが、売上規模では両社ともにかこがわ珈琲店の25倍にも及びます。 成長著しい会社には 何か共通点があるのでしょうか。 感謝の気持ちと 敬服する心を込めて、 てっちゃんは牛ヘレかつめしを 一生懸命に提供しました。 これは、 かこがわ珈琲店での 本日のショートストーリーです。 店主のてっちゃんが、 忙しい中でも お客様に感謝の気持ちを忘れず、サービスを提供する姿を描いています。 加古川市で有名な二人の社長様が、新入社員を連れて かこがわ珈琲店を選んでくださったことは、てっちゃんにとって大きな誇りであり、励みになっています。 そして、それぞれの会社の成功には、何かしらの共通点があるのかもしれませんね。 かこがわ珈琲店のような小さな店でも、大きな会社に負けない熱意と努力で、お客様に喜びを提供します。 ※ストーリー、登場人物は脚色してます。画像はイメージです。 加古川人の応接間 かこがわ珈琲店 加古川市加古川町粟津90-2 9:00~21:00 tel0794262622 #ケーキ #ティータイム #加古川 #カフェ #喫茶店 #カレー #加古川コーヒー #加古川珈琲 #加古川喫茶店 #定食
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